2020.05.08 林会長のお便り

 

 祐介先生・牟田さんこんばんは。

 

 コロナウィルス対策、本当に何をしているんでしょう。一日も早く解決したいですよね。緊急事態宣言が発動されても出歩く人、店を開いている人、最悪なのは他県にまでパチンコに行く人・・・・。これでは日本はいつまでたっても一流国にはなれません。一国の(あるじ)が自粛を要請したのです。こんな時はサッとやるのです。私は法律家ではありませんから、パチンコが本当に法に触れないのか、警察のOBの天下り先として問題があっても取締り出来ないのかは分かりませんが、こんな大問題が起きている時に、日本中が一致団結できないのが悲しいです。

 

 店を開けなくなって家賃や人件費に困るからといって商売をしてしまう人、言っている訳がわかりません。普段から国に対して社会に対してどうだったのでしょうか。納税証明書を出して3年分の平均でもいいです。その平均値を今回の休業保障にもらったらどうでしょうか。その資料は各地の税務署ですぐ分かるはずです。納税証明書に正しい申告をしていれば、ちゃんと保障してもらえるだけでなく、その納付額が国の収入になって、国家を運営していくことが出来るのです。正しい申告をして日本のためになっている人には、相応の支援をすべきです。政府は何をしているのでしょうか。PCR検査についてここ3ヶ月間、安倍総理、加藤厚生大臣の言っていることも訳がわかりません。国民全員PCR検査をして3つのグループにすぐにすべきです。陰性の人は今まで通りの社会生活をしてもらう。陽性の方は病院や施設に入ってもらう。そして偽陰性の人は再度チェックして、陽性の場合は病院か施設に入ってもらう。陰性が分かった人はすぐに社会に復帰してもらう。そのために日本にある全てのPCR検査機器を使うべきです。それでも足りなかったらお隣の韓国の支援を受けるのです。過去にどんなことがあろうとも、今回の緊急事態は世界中に広がったパンデミックなのです。余裕のある国に支援してもらうのです。この国の(おさ)は偉そうにふんぞり返っていないで自国を支援してくれそうな全ての人に頭を下げるのです。そうして一人でも多くの同胞を一日も早くこの窮地から救い出すのです。自分が責任も取らないで、頭を下げるでもなく、曲がったようなガーゼマスクを(かたく)なに着け続けることではありません。自分は着けなくても、国民のために一肌も二肌も脱いで欲しいです。そういう人を誰が見放すでしょうか。

 

 私は、今の状況になって長野県の小さな町に住んでいて良かったと思っています。「密にならないようにしなさい」なんて言われなくても、我が町のフィジカルディスタンスは1キロは裕にあります。密になるようなホールも飲食店もありません。身の丈にあったものばかりです。だからこの状況が1ヶ月どころか、半年、一年続いても私の町は全くと言っていいほど影響ありません。

 

 “危機管理”と言うのは何かあったときに、すぐ対応が出来ることだけではないのです。その前に準備しておくことです。我が町、人は田舎と言うかもしれませが町民全てが「身の丈にあった」(つつ)ましやかで、しっかりと地に足をつけて頑張っている素晴らしい町です。ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア発祥の地はこういう町なのです。

 

 202058日 医学博士・歯科医師 林 春二