2020.05.22 関口団長のお便り

 

祐介先生、牟田さん、そしてシンギさんこんばんは

 

 

 

今、世界中で中国武漢市で発生した新型コロナウィルス感染が問題となっており、この日本でもこれからこ国がどうなるか本当に瀬戸際となっているさなか、世間ではもう一つの話題、「検察庁法改正法案」が大変なことになっていますね。その内容はすでにご存じの通りですが、多くの芸能人や知識人もこれに反対をし、それによって世論が後押しされたのは間違いありません。そして極めつけは中心人物がこの緊急事態宣言の中、今時、新聞記者達と賭け麻雀をしてそれを週刊誌にスッパ抜かれたというのですから、

 

もはやギャグの世界です。いやいや、この国の「頭のいい人」たちの頭の中はどうなっているのでしょう・・・・。また、今回は沢山の有名人が声を上げましたね。

 

私は芸能人の方々が政治的な発言や自分の意志を公に表明することはとても良いことだと思います。日本は欧米に比べ著しくそれが少なく、彼らのような人たちの声が

 

聞こえないのか、届かないようにしているのかわかりませんが、今回の問題は今の時代、特に発信力のあるタレントたちの発言は永田町前でデモ行進をするよりも早く、多くの人たちを巻き込む力があることを立証しました。しかし、一部にはタレントの政治的発言に批判的な声やイメージの問題なのでしょうか、あまり快く思わない方もいるらしく、発言によって脅迫まがいの行動をする方もいるそうですね。これらに意見の賛否があることは当然です。しかし政治や社会をその専門家たちだけの意見のみを取り上げ、歌手は歌を、八百屋は野菜をの世界では正当な民主主義の在り方とはいえません。ましてや元来政治家は「代議士」、つまり私たちの意見の「代わり」をする存在なのですから、それらが間違った意見を言えば民意がそれを指摘し、時には正していく行動こそが真の民主主義を作るのではないでしょうか。しかし、ある側面ではこういう意見もあります。あまり事の内容や重要性を知らない者、興味が無い者が自分の好みのタレントの意見に何となく感化されていく風潮を危惧して芸能人は発言に責任を持つべきという意見です。祐介先生やシンギさんはどう考えるでしょうか。

 

私はタレントの発言は嘘やデマは論外ですが、彼らの発言に責任など基本的には必要ないと思っています。むしろ大切なのは発言の「その後」です。普天間基地反対の声、それもいいでしょう。原発反対!それもいいでしょう。しかし私が勉強不足なのか、彼らの発言のその後はどうなっているのでしょうか。それだけの影響力をもつならば、発言のその後こそ責任をもっていただきたいと思うのですが。そして最も大切なのは国民一人、一人がしっかりと考えることですね。今回このような声を上げた方々はとても勇気がいったことと思います。だからこそ私などは文字数制限のSNSではなく、もっと健全に意見を表明できる場所があれば、もっとその真意が伝わるのにと思ってしまいます。

 

さて、この声はどこまで永田町の先生方に伝わっているでしょうか。本当はそれが一番大切なのに・・・。

 

2020522日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人