2020.03.27 林会長のお便り

 

難 局

 

 

 

ハロアル最強メンバーの今夜の放送楽しみに聞いています。木村先生、愛人先生ご苦労様です。

 

今回のハロアル報告会は15回目にして、初めて新型コロナウィルスの影響を考え中止を決定しました。以前、ハロアルレディオで祐介先生が緊急事態宣言、小・中・高の一斉臨時休校を受けて、たとえ要請であっても総理大臣が出したのだから、個人の考えや経済的な問題を乗り越えて全員が守るべきだと話しました。私も全く同じ考えです。国民が各々の考えや意見を言ったら、顔や背丈が違うように125百万人分の違いが出てまとまりません。しかし今回のように「命」に関わりがあるときは、全ての国民が一致団結し、ことに当たるべきだと思います。そのためにも正確な情報開示が必要になります。

 

 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、経済的に恵まれないスラムの人達への支援活動です。活動は4つの柱で成り立っています。1)、スラムの人達への無料の歯科治療。2)、そこで使う物資を身の回りの人に呼びかけ集める。3)、この活動を通して自分の中に眠っている、優しさや思いやりを思い起こしてもらう。4)、この活動に大人だけでなく高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際人なってもらうというものです。更に大切なことは、この活動をする人は常に笑顔で人に接することが出来、どんな時にも感謝が出来、自分を律することの出来る人になれるよう頑張らなくてはなりません。

 

 今回の新型コロナウィルスの対策では、後手後手に回る政府に対して北海道の鈴木直道知事が、「政治の結果責任は私にあります」と発したことから、一気に動き始めました。そこで出てきたのが、祐介先生の「やるなら全員がやらなければ意味が無い」と言う発言です。そして小池東京都知事の「都市封鎖」という言葉を聞いた日、東京都新型コロナウィルスの感染者が17名から41名に増大し、危機感は一気に上がりました。そして東京を取り巻く、埼玉・千葉・神奈川・山梨の隣接4県も、週末の外出自粛要請を出しましたがこの日、東京の新型コロナウィルスの感染者は更に増え47名になってしまいました。

 

 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2020は、最善の努力をし、会場の消毒、参加者全員のマスク着用、検温で37℃以上者の参加禁止、当日は参加者全員に対してマスク支給、入場時に手指消毒、更に気分の優れない人や不安を少しでも抱かれた人は参加を中止、こと細かに参加者の安全を図りながら今回の活動で体験した高校生の素直な感情や、この活動に参加することによって生まれた自分の夢や、今、何をしなければならないのかということを本人の言葉で語ってもらう大切な報告会になるはずでした。

 

 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、今に生きる私達が同じ地球の同じ時代に生きるスラムの人達を知って、人間としてやらなければならないことを、コツコツと協力させてもらっている活動です。そのメンバーがにほん全国の同胞のために出来ないことは何もありません。皆さん、力を合わせてこの難局を乗り越えましょう。

 

2020327