2020.06.26  関口団長のお便り

 

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

 

 

「コロナウィルス」という言葉が世に出て半年あまりでしょうか。今では「コロナとの共存」などと叫ばれ、日常ではマスクが欠かせない存在となっています。自粛規制も何をもって緩和されたのかよくわかりませんが、もはや「自己防衛」以外に現在のところ

 

有効な手段はなさそうです。

 

そんな中、祐介先生も大好きなプロ野球が開幕しましたね。はじめは無観客試合にとても違和感がありましたが、あの静けさに響くプロ野球選手の轟音(ごうおん)と緊張感のある雰囲気はとても新鮮で、私などは興奮しながら楽しく見ていますが祐介先生はどうでしょうか。

 

さて、私たちハローアルソンもいつまでもコロナに怯えながら活動を止める分けにはいきません。現在ハローアルソンでは現地チーム、マニラ・ラハ・ソライマン・ロータリークラブと常に連絡を取り合い、日々会議を重ねています。現地チームも私たちも「ハロアルの活動を止めない」という思いで、何とか来年の活動のためにあらゆる方法を考えています。もちろん、無理をせず、可能な限りの準備、予防をこれから半年かけてしっかり行っていきますが、そこにはさらなる参加者の皆さんの思いを一つにしなければなりません。そして、賢く恐れ、慢心せず、常に慎重と冷静さを保ちながら情熱をもって様々なご意見に耳を傾けていきたいと思います。現在、フィリピンでは首都マニラ市圏内の大きな都市、人口密度の高い地域では感染者数の増加はみられるも、そのフォローを行われ、日本よりも数倍早い都市封鎖の決断と賛否はありますが厳重な警戒態勢を強いたことで、地方や貧困地区での感染はほとんど見られません。そのため来年の活動地域は今までとは違ったエリアも視野に入れ、現在、現地では候補地域の調査が始まりました。このコロナ感染にしかり、過去様々な問題や壁がありました。もちろんすべてのことに「絶対」ということはありません。しかし、よくこの番組でも言う「神がかり的な」というものは、実際は日々の努力や思いを(つの)らせた者だけが感じる、科学的でも医学的でもない「何か」なのかもしれません。

 

今、世界中が「コロナ」という未知の恐怖によってこれからの人類の在り方を試されているといっても過言ではありません。祐介先生、私たちハロアルも同じことが言えると思います。15年という節目に発生した新たな問題を、私を含め、ハロアルというものが「人間の本当の豊かさ」についてもう一度学ぶ機会にしなければなりません。

 

私は現地のメンバーが私たちのために一生懸命奔走(ほんそう)する中で、改めてもう一度この活動の原点に返り、こんな時だからこそ、マスク一枚、歯ブラシ1本に困窮するスラムの人たちに心から寄り添える人間になりたいと誓いました。

 

リスナーの皆さん。十分にお気を付けになってください。そして、どうかそのマスク一枚さえ買うことができない人たちに、ほんの少しの「心」を分けてくださいね・・・。

 

2020626日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人