2020.11.06 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

季節はすっかり秋です。私の地元栃木県那須では今、まさに紅葉真っ盛り。観光地、那須湯本では週末になるとGOTOを利用された観光客の皆さんでとても賑わっています。

しかし、今年はコロナの影響でやはり人数も少なく、致し方ないとはいえ、少々寂しい気もしますね。

そんな中、11月2日、私たちハローアルソン・フィリピン医療を支える会が支援をしています、フィリピンで、今年の世界最強と言われるほどの「スーパー台風19号」が首都マニラを通過しました。アジア名「コーニー」と呼ばれるこの台風は現在16人が死亡、家屋55500棟が倒壊、半壊したと発表がありました。

翌日、私のもとに共に現地で活動をする「ラハ・ソライマン・ロータリークラブ」のリーダー、リッキー氏から連絡あり、現地の様子などをやり取りしました。

地鳴りのするような暴風雨が吹き荒れ、マニラ市内の電柱や木々はなぎ倒され、電力は止まり、河川は氾濫し、町中が冠水したそうです。特に被害が大きかったビコルと呼ばれる地域で、そこは以前私たちハローアルソングループが医療活動を行った場所でもあります。彼は現在数百人所属しているグループを編成し、いち早く彼らのもとへ物資や食料などを届けるための準備をしています。そこにはもちろん、皆さんからいただいた物資も役立てられ、特に台風の影響で不衛生な汚泥が流れ込むことで感染症を引き起こすことから、タオルや石鹸などは本当に喜ばれます。昨日の報告によるとすでに

歯ブラシ・タオル・固形石鹸のほかに、お米や缶詰などの食料品、汚泥をかき出すためのバケツを一つにして500人分、さらに今後500人分を追加して現地に支援活動に行くそうです。私たちハローアルソンでは来年度の現地活動が延期となったために直接の支援はできませんが、彼らの活動を支え、私たちが関わりをもった現地の復興のために

募金活動を始めました。

私は彼らにその経緯を伝えると、本日現在のマニラチームの代表でもあるニナさんからメッセージが届きましたのでご紹介します。

「親愛なる友人たち。ご心配をして下さり本当にありがとうございます。私たちのボランティアへの奉仕の情熱と活動は何があっても継続します。現在、私たちはとても困難な状況にいます。しかし、心の痛みや自然災害は私たち生活において必ず乗り越えられると信じ、それはいつしか過ぎ去り私たちは力強く生き残るでしょう。今、このコロナにおいて私たちは一時的に行動が停止したとしても、それはお互いの健康を確かめ合い、家族や社会との絆を深める時間に使うことができます。そしてすぐに通常の生活に戻り、再びハローアルソンと共に歩き出すことを願います。」

リスナーの皆さん、どうかこれからも私たちの活動をよろしくお願いいたします。

2020116日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人