2020.12.04 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん、こんばんは

 

12月に入り、今年も残すところ1か月となりましたね。

私の地元栃木県那須ではすっかり紅葉の葉も落ち、朝夕の気温もグッと低くなりました。

さて、この時期、例年ならば12月の最初の週末には東京にて、2月に行われる現地活動のための「ハローアルソン・現地活動参加者事前研修会」が開催されていました。

しかし、今回はコロナ感染拡大により、来年度の活動が延期となってしまい、いつもは、この数週間前から私の医院のスタッフが会議のための資料作りで、連日夜遅くまで仕事をしてくれている時期でした。私の高校からの友人でもあり、このハロアルの屋台骨を支えてくれる教員のマナト先生も自分の仕事が終わってからほぼ毎日、私の医院に来てハロアルの活動のために仕事をしてくれています。

以前、私がまだハロアルの団長に就任したばかりの時、会長林先生からこんなことを言っていただきました。「大変なこと、忙しいこと、それを有難いと思いなさい。」

正直その時は現実に大変なわけですから、素直に有難いと思うというよりも、自分自身に言い聞かせていたと言ったほうが良いかもしれません。しかし、現地に行き、沢山の参加者や高校生たちが一生懸命やってくれている姿や、そしてスラムの人たちの笑顔を見ると、この「大変さ」のおかげで今の自分があり、多くのことを学ばせてもらっていると心から感謝できます。

祐介先生、このように活動が延期になり、「当たり前だった大変さ」がなくなった今だからこそ私たちの真価が問われていますね。

先日、来年度のハロアルTシャツの原案を見せていただきました。このTシャツは私たちハローアルソンが現地で活動する際に全員が着るボランティアユニフォームです。

この番組でもお馴染みの麻田キョウヤさんが毎年デザインを担当してくれますが、今年は私的には「過去一」の素敵なデザインとなっており、彼の今までよりも更に時間をかけ、説得力のある楽しいデザインになっています。特に、来年度のハロアルTシャツは現地活動ができないわけですから、ハロアルの歴史の中でも特別な年となるかもしれません。そんな中、コロナに負けず、ハロアルの思いを決して途切れさすことなく、

未来につなげ、日本もフィリピンも世界中が一つになる、そんなデザインになっています。詳細は今後HPUPいたしますので、是非、ご覧になってください。

さて、祐介先生、明日、125日はもしかすると、祐介先生の誕生日ではないですか?

明日、125日は国際ボランティアデーでもありますから、さすが、ハロアル現地統括責任者です。まさにボランティアの申し子と言っても過言ではありません。

まぁ、お互い確実に年齢を重ねますので、いつまでも元気でハロアルの活動をするために体には十分気をつけましょうね。

 

2020124日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人