2021.06.18 林会長のお便り

祐介先生・牟田さんこんばんは。

 いよいよオリンピックやるようですね。先の党首会談でも訳のわからない「安全で安心なオリンピック」ということと、「()める選択肢はIOCにしかない」と言うだけで、日本のトップとしてどう思っているのかということについては一切触れませんでした。

64日のハロアルレディオに出演した際に、菅総理が国民に拍手(はくしゅ)喝采(かっさい)を受ける最後のチャンスについて話しました。頭を下げて「兎も角、今の日本にはオリンピック・パラリンピックがどうしても必要だからやらせてほしい」とあの段階で言うべきだったと思います。様々なデータでは「NO」という意見が出てもおかしくない状況で、実際にアンケート調査でも延期・中止を合わせると80%を超えていました。しかし首相が頭を下げて、こういう時期だけれども皆さんに協力してもらって日本人の一致団結すると不思議な神風が吹くこと、福島復興に全力を傾ける政財界の姿。世界中がパンデミックに襲われ憔悴(しょうすい)した人々を立ち上がらせるのに十分な雄姿を見せることが、今のように暗さばかりが目に入ってくる時代には必要だったのではないでしょうか。それなのに党首会談でのあの発言。国民の心をいっぺんに冷やしてしまいました。菅さんは党首討論の中で予備費が30兆円あるとも言っていました。だから国会を延長して補正予算を考える必要はないと言うのです。ならば協力してくれた皆さんに、補助金や給付金をさっさと払ってください。まだ1月分が皆さんの手に入らないのです。「この人は国民が何を言っても望んでも全く無関心なのだ」ということがよく判りました。飲食店の皆様。今までお酒を断り、時間を繰り上げて政府や自治体の組長の依頼を正直に守ってきたかもしれませんが、この人はそんなことどうでもいいのです。こんな人や、こんな人を守っている人を相手にしているからラチがあかないのです。そうしてみると日本学術会員の件も黙ったままで、(なし)(つぶて)です。私達の声は国会にも政府にも届きません。こんな政府のために、みんなが死の苦しみを味わいながら協力することは出来ません。今は苦しくても、そのうちに良くなると思うから頑張れるのです。今度の選挙では明るい希望の持てるかも(・・)しれない(・・・・)に1票入れましょう。少なくとも今の人より、今の人を支えている人よりマシです。

国民がコロナ禍で医療崩壊寸前の状態で、国民は生きるのにも大変な今、75歳以上の高齢者の皆さんの窓口を1割から2割に変えることにも積極的でした。その理由は若い人にこれ以上負担はさせられないからという理由で、高齢者には年間4千万近く負担をさせるのに、若い人の負担が減るのは年間で700円です。企業に勤めている人にとっては350円しか安くなりません。政府の予算を見ると900億円少なくなっています。これは75歳以上の人が、今より倍の負担になるため病院に行くのをためらうからで、病気にならないわけではありません。病気になっても支払うお金が高いから我慢することを見越した額、900億が浮くのです。

2021618

 

医学博士・歯科医師 林 春二