2022.1.14 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

昨日から日本海側では大変な大雪となりました。今年は昨年に比べて雪が多いようにも思いますがどうでしょうか。私の地元栃木県那須でも今朝から大変寒く、連日氷点下の朝を迎えています。積雪の多い地域の方々はくれぐれも車の運転や雪下ろしなど、どうかお気を付けください。

さて、祐介先生、今日は祐介先生に一つお尋ねしたいというか、ご教授して欲しいことがあります。私たちのハロアルでは祐介先生を中心にこのラジオや様々なメディアを通じ「広げる」という「広報」の活動をしていますね。会長の林先生などは頻繁に長野県でラジオや講演などを行っていまし、私も及ばずながら地元のインターネットラジオやタウンラジオ、情報誌などに定期的に寄稿(きこう)し、出演しています。先日は宇都宮市のコミュニティラジオ「宮ラジ」から依頼があり、栃木県内の食料難民や貧困を支援する大学生たちがパーソナリティを務める、ハロアルレディオとは180度真逆に位置する真面目な番組に出演しました。番組冒頭では寄付を下さった方々のお名前を読み上げ、皆で感謝をして支え合う大切さを話し合っていきます。いや、いいんですよ!これは真面目な番組だから!しかし、その後、「では、関口さん、ハロアルとはどういった活動でしょう?」とフラれて、そこから最後まで全て真面目では聞いている方もね・・・。こんなこと言うと、会長の林先生に怒られてしまいますが、たった数分間の間で、しかも、映像のないラジオという声だけの媒体で「ボランティアの楽しさ、ハロアルの楽しさ」を伝えるにはどうしたらいいのでしょうか。

今ではYouTubeSNSなど、もはやその道のプロではなく、あらゆる人達があらゆる方法で沢山の情報を世に出せる社会になっています。これは良い面もあれば悪い面もあるでしょう。しかし、世の中がこれだけの情報社会になった以上、ハロアルも正しい情報力を持って活動をしなければ、やはり多くの方に知って頂き、参加して頂くことはできません。勿論、活動が多くなることが目的ではありませんが、私が30歳の時に初めてハロアルに出会ったあの日からもう17年が経ちました。祐介先生も言いますが、私たちの持つ「言葉の旬」というのを最近考えます。そしてコロナ禍で現地に行くことができない今だからこそ、「広める」という活動に真摯に向き合いたいと考えています。

先日の宇都宮のラジオで大学生から質問を受けました。「私たち大学生が参加をしたら何をすればよいのでしょうか。」私は言いました。「ボランティアに職種も年齢も関係ありません。悲しみや痛みに寄り添うのに資格などいらない。」放送後、彼女たちがその言葉に胸を打たれたと言ってくれました。時に楽しい話も必要ですが、やはり、私たちがやり続けた真実の言葉が最も大切なのでしょうかね・・・。

 

 

2022114日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人