2022.06.17 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

ここ数日、まさに「梅雨」にふさわしいジメジメした天気が続きますね。

この時期は寒暖差も激しく、私の地元栃木県那須は朝方はまだ肌寒く、昨日も思わずファンヒーターを付けるぐらいでした。しかし、今日から週末にかけて全国的に猛暑日が続くということですが、この週末、那須に遊びに来られる方々は一枚羽織る程度の上着は必要かもしれません。

さて、私たちハローアルソンでは2020年を最後に2年間現地活動が延期となっています。しかし、歯ブラシやタオル、固形石鹸などは全国の支部で随時募集しております。

最近では全国から届く物資のなかには、現地活動が延期になっていることを知ったうえで、私たちの労をねぎらうように「大変な時期ですが是非これからも頑張ってください。」と励ましのお手紙と一緒に募金まで送ってくださる方も少なくはありません。

そういう心温まるお言葉をいただくと、やはり「一人ではないのだ」と本当に勇気づけられ、必ず再開する日を心待ちにしながら、頑張っていこうと思います。

現在、まだ正式な決定ではありませんが、私と現地リーダー・リッキー氏との間では、

なんとか、今年中に一度再会し、会議を行い今後の方針やフィリピン政府や行政機関と打ち合わせをしましょう、というところまで話し合いました。

新型コロナウイルスが発症してから、様々な分野で「変革」を求められた今、私たちの活動もみんなで知恵を出し合って考えなければなりませんね。

しかし、これからたとえ活動の形態が変わったとしてもハロアルの根底にあるのは会長林先生が掲げた4本の柱をしっかりと守っていこうと思います。

特に第3、第4の柱である、ボランティアを通じて自らの生活を見直し本当の豊かさとは何かを考えること。そして高校生がこの活動に参加をすることで真の国際貢献と平和について考えてもらう、という概念は恐らく他に類を見ないハロアルの特徴でもあります。単に豊かな国が貧しい国に物質的支援を行うのではなく、ボランティアをせざるを得ない根底にある問題を様々な角度から考えることが大切だと思います。

そして高校生が参加をすることで、決して平和や平等は夢物語ではなく、それを作り上げる未来は彼らにあることを私たち大人も一緒に体感し、そして感動を分かち合いながら次世代にハロアルのバトンを繋げて行きたいと考えています。

さて、最後に、実は私事ですが・・今日617日は結婚記念日でした。

奥さんは同じ大学、同じ剣道部、祐介先もよく知る同級生です。出会って30年が経ちましたが、まぁよく私を捨てずに一緒にいてくれたものだと感謝をしながら今日は飲みに行かず花束でも買って真っすぐ家に帰ります。

 

 

2022617日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人