2022.07.22 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん、こんばんは

 

いやぁ~、祐介先生! ついに2年越しの鮎釣りデビューおめでとうございます。

先日の海の日のお休みを利用して、私と祐介先生、そして私の地元の友人たち5人でとうとう、念願の新潟県関川村へと鮎釣り釣行に行ってまいりました。

残念なことに天気はあいにくの雨でしたが初日、二日目は釣りができないほどではなく、むしろ雨が降っている方が鮎の警戒心が薄れ釣れやすいと言う方もいらっしゃるぐらいです。

そんな中、祐介先生、人生初の鮎釣りはどうだったでしょうか。釣果はご本人からお話しすると思いますが、私もそばで見ていましたが、はっきり言って意外とセンスがありますね。釣っている格好だけみれば、まさか今日初めて鮎竿を持った人とはわからないぐらいで、リスナーの皆さんは驚くかもしれませんが、毎回ラジオであんなにも俺が俺がの祐介先生が、こと、鮎釣りの時だけはきちんと教えを素直に聞き、一生懸命頑張っていました。私の地元栃木県那須まで新幹線で来られ、そこから友人等と共に車2台で福島を抜け、宮城、山形、そして新潟と向かうわけですが、東京に住む祐介先生には車中から見える東北の壮大な田園風景はとても新鮮だったようで、何度も「すごいな、すごいな」と言っていたのが印象的でした。しかし、いつもの悪い癖なのか、山深い村々に入るとあなたは決まって「こんな所には住まれへん」と連呼していたので、私は隣から注意しました。しかし、見渡す限り美しく緑色に輝く田んぼの風景に、「日本はもっと農家を大切にしなければ・・」と言っているのを聞くと、やはりあなたの心の中には悪魔と天使がはっきりと共存しているのを再確認しました。

祐介先生、鮎釣りは楽しかったでしょう?もちろん釣れる事にこしたことはありませんが、気の合う仲間と共に大自然の中、そこには川と山、そして聞こえてくるのは川に流れる水の音だけ。しばし都会の喧騒や日ごろの疲れやストレスを忘れて「無」になれたのではないでしょうか。私は今回、祐介先生と一緒に鮎釣りに行く際、お互い日ごろの忙しさを知っているだけに、一時でも仕事のことを忘れてリラックスできればと思っていました。しかし、行の道中も帰りの道中も話すことはお互いの患者さんのことや治療の悩み、そしてハロアルボランティアのことばかりでしたね。実は私は釣りをしている時でも、ふと、患者さんの事を考えてたり、これからのハロアルについて思案している時があります。それ自体は全くストレスではないのですが、やはり自分が生きている、生かされている「核」になっているものを忘れることなどできないのでしょうね。

祐介先生はどうでしょうか。これから8月に入り、お盆の頃にはもっとも鮎が活性し、大きくなり始めます。そして9月には落ち鮎といって産卵のため海へと向かう巨鮎を狙います。祐介先生、また一緒に行きましょうね。

2022722日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人