2022.10.21 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん、こんばんは

 

日に日に秋を感じられる季節になりましたね。

診療所までの道のりに並ぶ木々も赤や黄色に色づき始め、私の地元栃木県那須ではこれから紅葉シーズン真っ盛りになります。

週末になると那須の(ふもと)の観光地には沢山の他府県ナンバーの車が列をなし、多くの観光客の皆さんがやって来られます。

政府の「全国旅行支援キャンペーン」も始まり、コロナ禍で冷え切った観光業などにはとても嬉しい悲鳴ではないでしょうか。しかし、既に第8波の感染拡大と、今年はインフルエンザの流行も懸念されています。どうか那須にお越しになる際は、十分に感染対策をし、そして存分に楽しんでください。

そんな栃木県もよせばいいのに最近どんどん魅力度が加速し、昨年の41位からワンステップ順位を上げ、今年は40位だそうです。つまり、一年にワンランク上がるとなると、計算では40年後にはなんと1位にまで上り詰めることになります。また、私個人では全く思っていませんが、今では同じ関東地区のライバル、群馬県は44位、埼玉県は45位、茨城県に至っては46位となり、すでに彼らは栃木県の背中さえ見えない状態になってしまいました。

今年の最下位は祐介先生がいつも「無くなってもいい県」「統合したらいい県」と毒を吐いている佐賀県でしたが、私は佐賀県も沢山魅力のある県だと思います。

祐介先生、あなたは知っていますか?佐賀県は全国で人口10万人あたりの薬局数が全国1位なんですよ!しかも、消防団の組織率も全国平均は約6人に対し、なんと佐賀県は22人!そして「板のり」の収穫量は全国の23%のシェアを誇り、もし佐賀県がなかったら、あなたの好きなお寿司で使う「のり」も品薄になります。そしてもし、我が栃木県と佐賀県がなくなれば、「のり」の品薄と、あの日本中が愛してやまない「かんぴょう」が無くなり、日本人の心の味、「かんぴょう巻」がこの国から無くなってしまうかもしれません。

どうです祐介先生、これでもあなたは毒を吐けますか?

さて、私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアも先週ご報告させていただいたように、来年の6月に約40人規模のチームでいよいよ現地活動を再開する予定です。諸事情により高校生の参加は今回は見送られますが、本日無事にマニラから岡山県木本先生のもとへ現地に保管されていた医療器材が届き、これから木本先生たちが器材のチェックを始めてくれます。準備は着々と進んでいます。私もしっかり準備に取り組んでいきたいと思います。

 

 

20221021日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人