2022.11.11 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

秋もすっかり深まりましたね。

今年は寒暖の差が大きいため、紅葉の色づきも例年より一層濃くなっているそうです。

私の家のドングリの木も日に日に黄色く色づき、その度に無数のどんぐりと葉が落ちるため、週末は息子にも手伝いをさせながら二人で庭掃除に追われています。

さて、いよいよ約3年ぶりに再開される2023年度第17回ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの日程が決定しました。

202367日(水)~10日(土)の4日間、フィリピン首都マニラ近郊のスラム、そして過去何度も訪れた東洋一のスラムと呼ばれるトンド地区で行われます。

今回はコロナ禍のため安全面、感染予防の点から大型バス1台で行動できる約40名程度の定員を設けさせていただきました。そのため高校生の参加は残念ながら今回も延期となりました。しかし、6月の活動をモデルケースとして大きな問題が生じない限り、20242月を目安に再び高校生と一緒に活動をしたいと思っています。

しかし、祐介先生。先日も電話で話しましたが、こうやって改めてこの活動を考えると、高校生の存在の大きさがとても良く分かりますね。私が初めて参加をした18年前、3名の高校生が参加をしていました。当時、私は30歳。あまりこの活動の意義もわからず、祐介先生の「関口、一緒にフィリピンに行こう」の一言と、歯科医師としての技術で一人でも多くの患者さんを治療してあげたいという一心で参加をしました。そのため、医療従事者でもない高校生の参加は林先生が「彼らの良い経験になれば」とい思いで参加を認めているのだろうと思う程度で、私は別段、彼らの行動や存在に深い関心を持っていませんでした。それどころか、そこに掛かる諸経費をもっと医療器具や支援にまわすべきでは、とも考えていました。しかし、時が過ぎこの活動を真剣にやればやるほど彼らのひた向きな努力と10代の若者たちが放つ強烈なエネルギーに、いつしか私たち大人が忘れかけたものを思い出し、過去を築き上げた先人たちの苦労、今を作る私たちの責任、そして未来を担う若者たちの存在の大きさを知り、回を重ねるにつれ、私自身が高校生達から多くのことを学ぶようになりました。

今回、私たちの会の未熟さから全国でハロアルの再開を心待ちにしている高校生の期待に応えることができませんでした。

しかし、6月の活動では参加をして下さる大人たちとしっかりとやり遂げ、2024年の2月には高校生たちに「やっぱりハロアルは楽しい」「ハロアルに来て良かった」心からと言ってもらえるように頑張りたいと思います。

そのためには私も団長としてしっかりと準備をしていきたいと思います。

 

 

20221111日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人