2023.03.03 関口団長のお便り

 

 祐介先生、牟田さんこんばんは

 

祐介先生、いよいよ約3年ぶりとなるハローアルソンフィリピン医療ボランティアまで3か月となりましたね。

今回は私たちも、また、現地のチームの要請も受け、このような社会情勢を鑑み、まずは小規模の人数による活動を行い、これを今後のモデルケースとして来年度以降に反映するために募集定員を40名とさせて頂きました。また、高校生の参加も原則として延期としましたが、228日を持ちまして申し込みが締め切りとなり今回は43名の参加が決定しました。

メンバーの顔触れは5月に開かれる東京・事前会議でのお楽しみとなりますが、初参加の人達もいれば、ハロアルの中核を担う強者たちも多く参加をしてくれ、少人数ではありますが、とても楽しみなメンバーが集まってくれました。勿論、高校生担当の大関さんや新潟の羽尾先生、宮城の三浦先生、星さんなど諸都合により参加ができない方もいらっしゃいます。また、再開を待ち望んでいた全国の高校生たちも今回は延期となっていますので、私たちはそういった方々の思いも一緒に頑張らなければなりませんね。

現在、私は活動の仲介を務める旅行会社や現地メンバーとほぼ毎日のように連絡を取り合い、細かな調整に入っています。特にコロナ禍において日本-フィリピン間の出入国の条件の確認やホテル、バス、保険など現地で皆さんが安心して活動できるように準備をしなければなりません。しかし、私がこのように事務的な仕事に集中できるのも、現地で活動を引っ張ってくれる祐介先生や、器材準備を引き受けてくれる木本先生、加藤先生は・・そして、参加メンバーや、各支部のスタッフの皆さん、物資や募金をして下さる皆さんのおかげです。

19年前、初めてフィリピン医療ボランティアに参加をした時、会長林先生からこんな事を言われました。「ボランティアは自分を映す鏡になる。」つまり、誰かに物資や募金をお願いした時、また色々な仕事を皆さんにお願いした時、自分が皆に協力してもらえる人間であるかどうか、「あなたに言われたら」「あなたのためなら」と心からみんなに思ってもらえる人物なのか。だからこそ、日ごろの生き方や言動が問われるということを教わりました。先週の林先生のお手紙のように先生はどこでも、誰にでもハロアルの活動をお話しになります。以前、京都から東京までご一緒した時、新幹線の中、ずっと隣の方にハロアルの活動をお話しになっていたり、滋賀県に講演に行った際には食事を運んでくれる宿の仲居さんにまで高校生の活動をお話しになっていました。

「ボランティアは自分を映す鏡」私はまだまだその境地には達していませんが、

「団長が言うのなら!」と言ってもらえるように精進したいと思います。

 

202333日 ハローアルソンフィリピン医療を支える会 団長 関口敬人