2023.05.26 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

祐介先生、先日の日曜日は大変お疲れさまでした。

私たちハローアルソン・フィリピン医療を支える会では、いよいよ67日から約3年ぶりに再開する「ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア現地活動」に向けて、全参加者を対象とする「事前研修会」を21日、日曜日に開催しました。

今回は東京・お茶の水にある、私や祐介先生、そして愛知、加藤先生、岡山、木本先生が通っている日本大学歯学部内の講堂をお借りしました。

9時から受付を開始し、午後3時まで、大変中身の濃い有意義な研修会だったと思います。研修会では現地活動の注意事項や、空港、バス、レストランなどでの感染症対策、活動で使用する細かな器材、材料、そして服装や持ち物まで、あらゆる準備と対策を話し合います。勿論、初参加の方々には私たちが経験してきたことを踏まえてお話しをしますが、何度も現地活動に参加をして下さっている方々も、初心を忘れることなく、皆さん真剣に研修を受けてくださいました。

ボランティアでは自分ができること以外はできません。それはあえて背伸びをする必要はなく、無理をする必要もないということです。しかし、一人、一人が力を合わせて取り組み、お互いを助け合うことで、それが何倍もの結果を生み出すことも事実です。

私は団長という役目をいただいています。私にできることは全て出し切って活動をしますが、私にできないことも沢山あります。現地では現地統括責任者の祐介先生が、それこそ喉が擦り(すり)切れるほど大きな声でみんなを引っ張ってくれます。また、全ての器材、材料をあらゆる状況を把握しながら準備をしてくれる木本先生やそのスタッフの皆さん。その他にもハロアルではそれぞれがそれぞれに与えられた役目を自ら進んで取り組んでくれます。昨日は茨城県から一般参加する山川さんが私の医院まで2時間かけて、67日の出発当日に成田で参加者の皆さんに渡す物資40袋をトラックでとりに来てくれました。

祐介先生、ハロアルをやればやるほど自分は周りの沢山の人達に生かされていることを実感しませんか。スラムの人達の為に、という思いで始めたこの活動もいつしか自分自身が助けられていることを知り、実は私自身が皆さんからボランティアの心を受けていると感じるのです。先ほどマニラのチームから沢山のメンバーが私たちの物資を梱包し、物資配布の準備をしている写真が送られてきました。

17年前にハロアル会長林先生がまいたボランティアの種が今、日本中、世界中で咲いているのを痛感します。祐介先生、私たちもその種の一つですね。

いよいよ出発まで2週間を切りました。しっかり準備をして頑張っていきましょう!

 

 

2023526日 ハローアルソンフィリピン医療を支える会 団長 関口敬人