2023.12.01 林会長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは。

 寒くなりましたね。インフルエンザの方は大丈夫でしょうか。長野県内はものすごい数になり、学級閉鎖になっているところも出ています。そういう私の孫の通っている御代田小学校、中学校それぞれ1クラス閉鎖になりました。これから更に寒さが増し、空気が乾燥してきますので、更に増えると思います。

帰宅したら、ウガイ、手洗いをしっかりやって下さい。多くの人の出入りするところでは消毒も必ずした方がいいですよ。私も近所のコンビニに行く時は入るとき、出る時は必ず消毒液を使っています。私の知る限り設置してある消毒薬を使っている人は2割にもならない位だと思います。他の人の心を変えることは出来ませんが、自分はやろうとさえすれば出来ますのでしっかりやりましょう。

明日は私達のハローアルソングループがメインになっている勉強会、飛翔会です。この一年間に自分がやって来た症例を振り返ってみるのですから、とても意味があります。私達は何をやっても立ち止まって、やって来たことが正しかったのか、間違っているのか自分の目だけでなく、他の人の目で見てもらうことが大切なことだと思っています。

うまくいっているように思っても、そうでないこともあり、それを人に言われるとカチンときます。患者さんにとってはどうなのでしょうか。出来るか出来ないかは判らないとしても、いい加減にやったのではお金を払わされる人にとっては頭にきます。

誠心誠意やることは当然のことです。だからそれでいいというのではありません。冷静に自分の症例を振り返り、他者の評価を甘んじて受けることです。そういうことが素直に出来る人はよく仕事ができるし、人に好かれるようになります。

誰だって「(てん)から和尚(おしょう)」なのではありません。みんな最初は下手だったり失敗だらけだったりしたと思います。それでも周囲の人達が寛容でやさしく盛り立ててくれて今日があるのだと思うのです。そしていつの間にかいっぱしの専門家に育ったのではないでしょうか。

それをあたかも最初から自分は今と同じ事をしていたようには思わないことです。後輩に指導する時もえらぶらずに優しく丁寧にやって下さい。(のう)ある(たか)は爪をかくすと言います。あくまでも自分は謙虚に、だけれども周囲の人にはどんなに小さなことでも周囲の人を立てていった方が部外者から見ると素晴らしい人に見えるのではないでしょうか。

今日から師走に入り残すところ30日となります。力を抜かないで最後の最後まで頑張りましょう。

 

 2023121

 

医学博士・歯科医師  林 春二