2024.01.05 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん、そしてリスナーの皆さん

 

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞハローアルソン・フィリピン医療ボランティアをよろしくお願いします。

新しい年が始まり、平和と希望に満ちた2025年をみんなが願う元日。

家族の下、故郷には多くの人が帰省をし、愛する人と穏やかな時間を過ごしているなか、何故、神様はこんなにもつらく過酷な新年の始まりを与えるのでしょうか。

もはや私が説明するまでもなく、1日に発生した石川県能登半島を中心とした地震により亡くなった方、そして被災された方々に心からのお悔やみを申し上げます。

また、翌日2日にはその地震のため新潟航空基地に向かう海上保安庁の固定機翼と日本航空機が接触事故を起こし、海上保安庁の隊員5名の尊い命が亡くなりました。日本航空機の乗客、乗組員を含めた379人全員が無事だったことは本当に不幸中の幸いとしか言いようがありません。改めてお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

1日の地震の後、私たちハロアルのパートナーでもある、フィリピンチームのリーダー・リッキー氏からすぐに連絡があり、ハロアルのメンバーの安否と被災された方々へのお悔やみのメッセージをいただきました。

私たちは新年のあいさつと共に、いよいよ27日から始まるハロアル・フィリピン医療ボランティアの現地活動の成功を心から祈念いたしました。

今年は101名の方が参加をしてくださいます。そして私たちハロアルの歴史の中で初の試みとなる深夜便を利用し早朝マニラに到着後、当日より医療活動を開始いたします。時間的な問題もさることながら、今まで以上に体力、気力が必要となり、皆の心を一つにしなければ決して上手くはいきません。勿論、ボランティアに正解や成功はありませんが、日本で支援してくださる人、そしてフィリピンのスラムで私たちの活動を心待ちにして下さる人たちのためにも、一生懸命頑張りましょう。

しかし、祐介先生、こんなことを言うのは不謹慎ですが、一言いいですか。

連日、テレビでは被災地の様子が映し出され、ニュースのほとんどは今回の震災の様子です。これは当然ですし、日本中でこれから支え合って支援するべきだと思います。

しかし、昨年末から始まった自民党による政治資金の裏金問題の報道がめっきり影を潜めてしまうのには問題があるのではないでしょうか。完全に私の穿(うが)った私見ですが、何となく当事者たちの〝ほくそわらい″が聞こえてくるのは私だけでしょうか。ですから是非、マスコミもバランスよく報道してもらい、決して逃げ得がまかり通らないように私たちも絶対に風化させてはいけないと思います。

さて、祐介先生、今年も始まりました。お互い「50にして天命を知る」歳です。

私たちの天命はいったい何でしょうかね・・。まずは健康に気を付け頑張りましょう。

 

202415日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人