2024.03.08 林会長のお便り

介先生、牟田さんこんばんは。

 

 3月も中旬に入ろうとしているのに昨夜も雪に見舞われました。運よく昨夜の雪は積もるほどではありませんでしたが、我が家の庭の上は真白な雪化粧でした。

 こういう寒さを感じる度に能登地震の被災者の皆様のことが目に浮かび何かできないか頭を悩ませています。こんな時私達個人がどんなに頑張ってみてもどうにもなりません。被災された方が以前の生活を取り戻すために一人500万円とか1000万円を補償してやって欲しいと思います。そんなにもらえるなら被災した方が得だと思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。寒くてもすぐ暖を取れる訳でもなく、ましてや水洗トイレも使えずお風呂だって入れない生活を強いられているのです。こんなに豊かな文化や経済に恵まれている国で何もかも失ってしまった人が、一時的に救済されたからといって罰は当たらないでしょう。次はあなたかも知れません。

 国内に住む人たちがこういう時救済されないから、若い人達は結婚しようとか子供を授かりたいと思わないのではないでしょうか。結婚にしても、子供が生まれることにしてもこれ以上の幸せはありません。それが出来ない社会だからこそ少子化社会になってしまったのです。今の政府の責任です。

 昨年暮から今年にかけて自民党の安倍派の皆さんがパーティー券の売り上げ戻し金を正式に登録しないで、ある人は机の引き出しに2000万円以上のお金を入れておいたりタンスに入れていたりというのですからあきれてしまいます。「政治家はその責任を自覚してその政治資金の収受に当ってはいやしくも国民の疑惑を招くことのないように公明正大に行なわなければならない」という規定のある中で、事務長はこの「お金はどこにも記載しないように」とか、今回問題になるまでは全く反省することもなく黙ってふところに入れていて、問題になると途端に内容不明ということで一括修正することのどこが公明正大で国民に疑惑を持たれないことなのか全くわかりません。

 こんな人達の集まりの政権政党から作っている政策に大きな欠陥があっても不思議はありません。この番組でよく話題に出てくるデンマークですが、今回の問題は間違いなく議員辞職もので今後政界に複帰することは絶対にありません。だからこそデンマークの人達は政治を信じているのです。日本の消費税に当たる物品税が23%であっても評価しています。全ての大学生の学費が無料なばかりでなく、大学生一人につき学生年金10万円が月々支給されます。ところが日本の消費税は半分以下ですが、学費は個人負担で奨学資金にしても利子が取られ、学生に支給されている学生年金など全くありません。この消費税のからくりは企業の法人税、高額所得者の税金を安くするために8割近くが使われているのです。社会福祉に使われているのはたった20%でしかありません。直に廃止して以前のように消費税のない社会にした方がずっといいのです。

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医学博士・歯科医師  林 春二