2024.04.26 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

早い方は明日から連休でしょうか。多い方で10連休のお休みを取れる方もいると聞きます。若い頃はそんな話を聞くと、「どんな仕事の人が10日も連休とれんの?」と

やっかみ半分、羨ましさ半分に思っていましたが、今では正直、休みの日でもふと、患者さんのことを思い出し、「あの人は今頃痛み出ていないか」「あの方の入れ歯は具合がいいだろうか」と考えてしまいます。

休みは休みで体を労わる(いたわる)ことはできますが、やはり患者さんの事が心配になってしまいますね。しかし、私には全くそれがストレスに感じることはなく、むしろ長期休暇を取ること自体がどこか不安になってしまうのは恐らくあなたも一緒じゃないでしょうか。

今週の水曜日、私も祐介先生もお互い休診日だったので、久しぶりに二人でゴルフでも行こうかと言っていたところ、祐介先生は兵庫からお父さんが治療に来ていたこともあって、私と祐介先生、お父さん、そして私の医院の事務長マナトと4人で私の地元那須でゴルフをやりました。昨日、今日とまるで真夏日のような晴天だったのに、何故私たちがゴルフをやる日に限って雨になってしまうのか本当に不思議でしたが、幸い、何とか持ちこたえとても楽しい一日でした。

しかし、あなたも車に乗るや(いな)や開口一番、話の話題は患者さんの治療のこと、ゴルフ中も話すことと言ったら、お互いの診療のこと、そしてハロアルの事ばかりです。

そして私は今回、ゴルフもいいのですが、やはりあなたが那須に来てくれているので、プレー後、私の患者さんで、とても難しいコンフォートブリッジの治療の方を一緒に診てもらうために事前にお願いをしていました。

午後4時半に患者さんに来ていただき、私のスタッフと共に私はあなたの治療を見学させてもらいました。私はあなたの手技を後ろから見ていましたが、私の見落としていた所や不具合の原因を探るやり方、そしてその改善方法を学び私にとってはバーディーよりも収穫のある一日でした。患者さんもとても喜んで下さり、そして何より、お互い同じ志を持ち、ハロアル会長林先生を師と仰いできましたが、正直、私はまだまだ足元にも及ばないと痛感し、これからも更に精進しようと決意しました。

しかし、18歳からあなたの全てを知っている私だから思うのでしょうが、あの祐介が目の前で凄い治療をしている、と思うとどこか不思議な気持ちになりましたが、ゴルフの時も、どう考えても森の中に一直線に行ったボールをギリギリまで「セーフやろ、セーフやろ」と言っている、あの最後まで諦めない性格が今、診療にも生かされていると考えると全てが納得いきました。

私もあなたに見習って診療もOBも最後まで諦めないでこれからも頑張ります。

 

2024426日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人