祐介先生、牟田さんこんばんは
このお手紙を読んで頂いているころには、新しい自民党の総裁、実質、新しい日本のリーダーが決まっている頃でしょうか。
一般の議員選挙とは違いこの選挙には党員資格が必要であるため、話題にはなるものの正直大多数の国民の民意が反映されるものではなく、どこか蚊帳の外に感じるのは私だけではないはずです。しかし、否応なしに政治の上手な仕組みにより決まった
新総理に私がまず期待することは「早期の解散」です。そして是非国民に民意を問うて欲しい。いわゆる裏金問題や宗教団体との関係性、国防や経済、教育、福祉、災害や社会保障、そして最も重要な貧困や少子化問題など、山積みされ続け、先送りにし続けた問題に、果たして今までの政権与党のやり方で本当にこのまま安心してこの国で生き、幸せに人生を終えることができるのか、真剣に国民一人一人が政治と向き合い、自分たちの保身と責任逃れに躍起になり、職業政治家と化した国会議員を一掃しなければ、間違いなくこの国は沈没してしまいます。
そして様々な問題を解決するにはもはや私たち国民も無傷ではいられないでしょう。選挙に受かるためだけに良い事、実現できない事ばかり言うのではく、痛みを伴うことをしっかりと伝え、そしてその先に何が待っているのかを正直に言ってくれるリーダーの出現を期待します。
さて、祐介先生、いよいよ私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアも来年の2月の出発まで残り4か月となりました。
来月には事前調査に向かいますが、ここで大変な問題が起きてしまいました。
既に6月の現地会議の際に私と祐介先生でマニラで滞在するホテル内の会議室を費用も含め全て直接予約をしましたよね。しかし、先日現地のメンバーから連絡をもらい、なんとその予約履歴そのものが無くなっており、予約が出来ていないことが分かりました。話を聞くと担当してくれた方が会社を辞める際、引継ぎが上手くされておらず、私たちの予約が完了していません。ここ数日その対応に追われようやく仮押さえが出来た段階です。いやいや、こんなこともあるものですね。万全と思っていてもどんな問題が起きるかは予想もできません。正直これが当日ではなくホッとしているところですが、来年で19年目を迎える現地活動において私自身もそして活動自体も慢心せず油断せず取り組みなさいとボランティアの神様に戒められているような気がしました。
長年やり続けることで得られる沢山の経験は多くの場面でとても役にたちますが、その経験は時に「慣れ」となり事故や怪我にも繋がります。今年もまた初心に帰り、さらに初めて祐介先生にフィリピンでのボランティアの話、アルソン君の話を聞いた時のあの高揚と緊張を再び感じながら頑張っていきたいと思います。
2024年9月27日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人