祐介先生、牟田さん、そしてリスナーの皆さんこんばんは。
早いものです。2025年も前半が終わり後半に入って、すでに4日目を迎えてしまいました。「光陰矢のごとし」と言いますが、本当にそうだと思います。歳を重ねてくると、ますますその速さが増してくるように思います。つまり年を取るごとに1日1日を大切に生きなければいけないということだと思います。ところが体は若い頃と違って、自由に動けなくなってきます。しかも音もなくほとんど気づかないうちにです。だからあれもこれもできなくて当たり前です。体は動かなくてもあれもこれも目に入りますから、気にかかります。どんなことでもできるところからやったらいいのですが、それでは気がすみません。私のような凡人は身のほど知らずで欲ばかりかいて、失敗ばかりしています。
達人と言われる人はミスがありません。無駄な動きがないからです。私などやった順にやり直しをしなければならないことばかりですからいつまで経っても終わりません。手順を考え無理や無駄のないようにやった方がいいですよね。理屈はそうですがそうならないのが人生で、だから楽しいとも言えるのだと思います。
2月18日に手術をして早くも5ヶ月になります。はじめのうちは食べることも大変でしたが、最近は1度に食べる量は多くはありませんが、しっかりいただけます。それもあってか体のほうも次第に力が付いて来たように思います。
どんなに焦っても一歩一歩進めるしかありません。そして、いつの日にか思っている頂きに登れるように努力をしなさいと言い聞かせています。
皆さんはこんな句を知っているでしょうか。「かたつむり のぼらば登れ 富士の山」と言う句です。這うようにしか動けないかたつむりでも時間が経てば驚くような場所に移動しています。私たちも焦る事はありません。のんびりせずに一歩一歩進めることが大切だと思います。「うさぎとカメ」の話しもそうです。どんなに早く動けるうさぎであっても休んでいたのではのろのろ動く亀にだって負けてしまいます。これらはすべて人生の訓話です。
人生は短いようでも長いです。しっかり地に足をつけて身の丈に合った人生を送る事も大切なのではないでしょうか。
今日、佐久のシニア大学の事務局にハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの協力をお願いに行ってきました。一人でも多くの皆様が活動を知ってくれて、その上で協力してもらえたら最高ですね。これからも頑張りましょう。
2025年7月5日
医学博士・歯科医師 林 春二