祐介先生、牟田さんこんばんは
いよいよ明後日20日の日曜日には参議院選挙の投票日となります。私はすでに期日前投票を済ませましたが、ここに来て物価高や賃金、社会保険料の問題に加え、今までの国政選挙ではあまり争点にならなかったいわゆる外国人問題が急激に浮上してきました。
私自身の生活圏内では世間が騒ぐほど外国人が多くなったと実感することはありませんが、昨年は過去最多の在留外国人、そして3600万人を超える訪日外国人の影響は、プラスの面もあれば多くのマイナスの面もあるようですね。不法移民のような法律
違反の問題だけではなく、日本のルールや慣習に反する迷惑行為によって地域住民と外国人との軋轢を生み、また、法律上問題ないとされていても、都心のマンションなどの不動産所得によってバブル期以上の高値になったり、自衛隊関連施設の周辺の土地保有などは日本の安全保障上とても大きな問題であり早急に取り組まなければなりません。このラジオで特定政党の名は挙げるのは控えますが、今回の選挙で注目されている言葉の一つに「日本人ファースト」があります。報道ではこの言葉や考え方が「差別」だと主張される方もいますが、「都民ファースト」とは良くてなぜ「日本人ファースト」が問題なのか私には理解できません。それよりも正直こんな言葉を言わなければならない今の日本の現状こそが最も由々しき事だと思います。
この外国人問題を語るためには注意すべき点が二つあります。一つは外国人に対する憎しみをあおり心無い言葉や暴力を用い「ヘイト」となってまさしく差別的排外主義になること。もう一つはこの問題を提起し意見を主張する者に対して聞く耳を持たず、排外主義のレッテルを張り言論の自由を奪うことです。
あたりまえですが私は日本は日本人の国だと思います。それが大前提で外国人の方々と一緒に安全で安心して暮らせる社会が重要なのです。そこにはこの国で生きるならばこの国の慣習を理解し、法律を守り、我々もまた見直すべき法律は改正してでも互いが共存しうる方法を考えることが真の平等だと思います。
日曜日にはあらたな国民の審判が下されます。30年間景気が低迷し、少子化に拍車がかかり、日本の主食のコメさえ守れず、連日連夜、日本の領空領海を侵犯されながら、利権と保身のために裏金をため込み、毎回選挙の前にわずかな金のバラマキで票を取る政治をこれからも望むなら与党に。いい加減目を覚まし、この日本の未来、私達の明日を本当に危惧するならば怒りの1票をしっかりと見極めて投票に行きましょう。
しかし私が知らないだけなのか、各党の様々な公約を聞いてきましたが、40年以上も我が子を奪われた拉致問題を命がけで取り組む政治家の主張を聞いたことがありません。経済も大切ですが、被害者の方々はどんな思いでこの選挙を見ているのでしょう。
2025年7月18日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人