祐介先生、牟田さん、こんばんは
昔から台風は9月、仲秋の季語とされていますが、太平洋沖で発生した、22号、そして今度は23号も発生し、伊豆諸島南部、八丈島では特別避難警報が発令されるほどになっています。
正直、今まで伊豆諸島と聞いても距離感が今一、ピンときませんでしたが、先月初めて新島を訪れ、新島高校の生徒たちと触れ合ってから、やたらと親近感を覚えるようになり、台風発生後、私達のハロアルメンバーで新島高校の講演を依頼してくれた前村先生に連絡をしました。すると、先生からは災害本部ができ、一時的に避難所は開設されたが、この時期の新島は冬にかけて毎日のように「西風」と呼ばれる歩けないほどの強風が毎日のように吹いているので、これくらいの風邪は大したことはないです。とのことでした。一応、授業は小中校は休校で高校はオンライン授業だったそうです。テレビの報道では「最強クラス」とか「命の危険が」とか報道されていますが、新島に限ってはなんてことない、いつもの出来事のようで、一安心しました。しかし、更に暴風域にある地域では予断はできません。どうぞ十分お気を付けください。
さて、私達ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアも少しずつ準備が始まりました。今回の現地活動には全国から38名の高校生が参加をします。
その中に長野県から梨本さんという高校生が参加をします。そうです祐介先生、あの梨本先生の娘さんです。梨本先生は私達よりも前に会長林先生の下でずっと勉強をしてきたとても優秀な女医さんで、ハロアルの発足前から林先生と共にフィリピンでのボランティアを経験していた、いわば業界が業界なら私達の「姉さん」にあたる先生です。現在は長野市でご開業され頑張っておられますが、その娘さんが今年参加をしてくれます。
私は今でこそ団長という役職をさせて頂いておりますが、22年前にあなたに誘われ初めてフィリピンに行った頃は、今のような価値観では到底無く、当時のスタッフも
梨本先生も、祐介先生はとんでもない奴を連れて来たな、と思っていたでしょうね。しかし私のハロアルはそこから始まり、個人的な理由の一つですが、20年間様々な経験と沢山の人達の支えの中でいつか再び梨本先生たちと一緒に活動をした時に、「関口先生は変わったね」「私達が築き上げたフィリピン医療ボランティアを任して良かった」と言っていただけるように頑張ってきました。
今回、その先生の娘さんが参加をします。私が会長林先生をはじめ、このハロアルで学んだことを恩返しのつもりで少しでも彼女に伝えられたら、と思っています。
器材担当の岡山木本先生も着々と準備を進めてくれています。
祐介先生も炊き出しリーダーとして頑張って準備をして下さいね。
2025年10月10日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人