2025.10.17 林会長のお便り

祐介先生、牟田さん、リスナーの皆さんこんばんは。

 

 先週の放送で、私の文章の解説を祐介先生がしてくれました。ありがとうございます。今までも私の話をした後で、祐介先生が解説をしてくれて足りないところを足してわかりやすくしてくれました。もともと私には話す能力や書く能力かあるわけではありません。今までやってきたこと、今考えていることを周りの人に伝えたいという思いでやっているだけです。聞いてくれている人からすれば私の思いがシッカリ届かないことだらけだったと思います。ですから、先週のように私のことをよく知っている祐介先生が解説を加えてくれるとよくわかってもらえてうれしいです。

 私がフィリピン医療ボランティアを始めたきっかけについても話しておきます。軽井沢ライオンズクラブのお誘いがあったからで、最初から今のような活動していたわけではありません。そもそも当時も今も私は「歯は生きるためにとっても大切なものだから、どんなことがあっても抜いてはいけない」と思っていました。グラグラの歯に出会った時も、これはダメだから抜こうなどと思った事もありません。人もそうです。どんなに問題のある人であってもいてくれることによって大きな力になります。ですから、改心してもらって社会になくてはならない人になってもらうことが大切で、どこかに放り出したのではダメです。なんとか変わってもらうのです。そうすれば力になります。どんなにグラグラ痛くても必要だから、口の中にあったわけですから、この歯を残すためにはどうしたらいいのか考えるべきです。もちろん痛みや苦痛を避けるために様々な方法で痛みや苦痛を取り除きます。ですからフィリピンで歯を抜くボランティアに行こうと誘われても、全く興味が湧きませんでした。

 実際現地に行ってみると、現地のドクターも日本から行っているドクターも私が思っているような治療とかけ離れていました。しかし、ドクターに限らず参加しているどの人も真剣に活動していました。こういうドクターになってほしいと思いました。帰国後スタッフに話しました。すると翌年2人の歯科衛生士が活動に参加してくれることになりました。そのために患者さんは元より隣近所の家に行って、歯ブラシ、タオル、石鹸を提供してくれるようにお願いしてくれました。すると患者さんたちとの関係も薄っぺらな付き合いではなくなり人間として素晴らしい関係になってくれました。ライオンズクラブの例会でもフィリピン医療ボランティアに参加して、自分たちがどんなに大きな刺激をもらったか話してくれました。こういう変化を歯医者さんにも期待したいです。全ての人がどこから見ても素晴らしいピカピカの社会人になってもらいたいという思いが先走ってしまって説明不足になっているところを祐介先生が補足してくれた訳です。本当にありがとうございました。

20251017

医学博士・歯科医師 林春二