2025.12.19 林会長のお便り

祐介先生、牟田さん、リスナーの皆さんこんばんは。

 

 全国的には比較的穏やかな年の瀬と言うことになるのでしょうか?大雪や災害で大変なニュースは流れていませんが地域によっては雪が降ったり、逆に雨が少なかったりと大変だと思います。今週一番大きな事故というと個室サウナの事故でしょうか。密室になりますからドアノブが故障したら大変です。

 私たちは先週の土曜日に勉強会「飛翔会」を開きました。茨木から根本先生とスタッフの皆さん、愛知から加藤先生の奥さんとスタッフの皆さん、栃木から関口先生とスタッフの皆さん、茨城から根本先生とスタッフの皆さん、そして東京から今西先生とスタッフの皆さん最後に長野県の林歯科、ア歯科の皆さんが参加してくれました。とても内容の充実した良い勉強会だったと思います。

 この1年を通して診療したケースをまとめて報告してもらうのですが、人によってはこの1年間のいきさつを報告するだけで充分なこともありましたが、人によっては初診が30年以上も前にさかのぼるケースもありました。

期間が比較的短いケースにはそれなりの課題がありますし、期間が長いケースの場合は、どうしてこれだけ長い期間をかけて診て来なければわからなかったかということもわかりました。人が生きていくために大切な歯を生涯にわたって残すためです。同じ歯の病気であったとしても、人によって症状の出方も違います。また同じような病気でもその時の患者さんの年齢によっても違ってきます。しかし今の保険診療はそういう配慮が全くされていません。こういう点もしっかりアピールして、状況によって治療に差が出たらその分加算されるようにしてほしいです。今の医療界で大変なのは、事業の引き継ぎ問題と先ほど話した診療報酬が実情に合わないほど低くなっているために、十分な医療が提供できないことにあります。加えて高額医療費の問題、OTC類似薬の保険外し、地域の病床削減などもあります。これらの事は医療界が大変だということ以上に地域の医療提供体制が崩れ、その地区で住む人たちが治療をしてもらえないということにつながります。

これらの事は患者さんの皆さんや医療提供者の医者の問題という以上に、政治的な影響が大きいということです。

今回開かれていた国会で審議されていた緊急予算対策はまさにそのことです。本来はコロナ感染症でダメージを受けた医療機関が、円安により物価高騰が起きて医院経営を圧迫されているのですからこの支援を優先すべきだったはずですが、軍備費を増大する額が圧倒的に多かったことです。これは本来しっかり時間をかけて本予算として検討すべき内容だと思います。何はともあれ国民の生活に目配りしてもらいたいです。

20251219

 

医学博士・歯科医師 林春二