2026.01.09 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん こんばんは

 

祐介先生は今年最初のハロアルレディオですね。

メインパーソナリティーがしっかりお正月休みをとる番組はそうそうありませんが、今年1年、気持ちも新たに頑張っていきましょう。

さて、私達ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアもいよいよ2月の出発まで1カ月をきりました。全ての準備が整った、と言いたい所ですが、ここに来て何と活動最終日に使用するはずだった小学校内のバスケットコートが使用できなくなったと、つい先日現地から連絡を頂きました。

事前視察や会議を重ね、現地の学校関係者からも承諾を得、日本では祐介先生を中心に活動の導線まで準備してきましたが、すべて白紙になりました。正直、祐介先生は現地統括責任者としてこのような突然の変更に対し、納得がいかない気持ちもあるでしょう。私も同じように「いったい今までの打ち合わせは何だったのか」と思います。しかし長年、現地リーダー・リッキー氏と様々なやりとりをする中で、このような問題にもっとも申し訳なく思っているのは紛れもなく彼です。

「何故そのような事態になったのか」という私の問いに「セキすまない。小学校を日曜日に使う許可は地域委員会の突然の決定によって拒否された。私達の国は政治的に安定しておらず、地方自治体の役人は業務の一貫性を持たず、自分の好きなように事業を運営している。」と彼から深い謝罪を受けました。

私は正直その謝罪を受けたとき自分自身を(いまし)めました。私は何故その時素直に「よし、わかりました。」「どんな事でも対応するよ」と快く思えなかったのでしょうか。

たとえ突発的な変更があってもハロアルの活動ができることに尽力してくれている彼らに何故、心から感謝できなかったのでしょうか。私のなかにどこかまだボランティアの本質を理解できていない未熟な心があったのでしょうね。たとえどんなに準備をしていたとしてもこのような不測の事態に対し心穏やかに全てを受け入れられるそんな団長であるべきだと感じました。私は彼に反省の意味も込めこう返信しました。

「リッキー、心配しないでください。私達はボランティア団体です。私達の目的はフィリピンの貧しい人たちへの支援です。どんな問題が起きてもあなたのチームと力を合わせれば全て解決できます。あなたの努力に心から敬意と感謝を伝えます。」

彼は一言、「セキ、理解してくれてありがとう」と言いました。

今回、準備は白紙になりましたが、私達のこれまでの経緯は決して無駄ではありません。むしろ出発前にもう一度ボランティアの神様が私達に再び沢山のことを考える楽しさを与えてくれたと思いましょう。

私は20周年を迎えるにあたり、改めて素直になる心の難しさを学んだ気がします。

202619日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人