2026.02.20 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

祐介先生、先週のハロアルレディオ、大変お世話になりました。

27日~10日の4日間、私達は第20回目となるハローアルソン・フィリピン医療ボランティア現地活動に行ってまいりました。

今回は125名のメンバーが全国から集まってくださり、3日間で炊き出しボランティアを含め、合計2192名の方々の治療と支援をさせて頂きました。

現在、事務局では参加者の皆さんの現地活動の感想文をまとめています。そして今回の活動の様子と共に、「現地活動報告集」として後日発行されますので、どうぞ皆さん楽しみにしていてくださいね。

さて、現地活動から1週間が過ぎました。祐介先生は今年はどうでしょうか。ハロアルロスになっていますか?

私も20年前、活動当初のころは毎年強烈なハロアルロスに陥っていましたが、今では帰国後すでに現地チームと今回の活動の問題点や反省点、そして改善点を連絡し合いや来年の活動日程について協議が始まり、正直昔のようにロスっている暇はありません。ただ、いつも頭の片隅には問診ブースで抜歯と判断したあの男の子はどうしているだろうか、義歯を作ったあのおばあさんは美味しくご飯を食べられているだろうか、そして、日本では治せる歯を全ては私達の力不足でやむを得ず「抜歯」をしなければならなかった沢山のスラムの人達は今頃幸せに暮らしているだろうか・・。

そのことばかりが心に残りながらこの20年を過ごしてきました。

私達の活動や内容には沢山のご意見を頂きます。特に「抜歯」という行為は日本でもフィリピンのスラムでもその人の人生を左右する治療です。その判断、その処置をもう二度と会うことができない、たった1度だけの異国の先生が行うことは本来ならば大変な責任が必要な治療です。だからこそ私は参加をされる先生方に世界一歯を抜かない会長林先生が立ち上げたこのハロアルの理念を少しでも理解していただき、日本での治療に役立てて頂きたいと強く思います。

先週、祐介先生が私に言ってくれましたね。「もうお前は音叉ではなく、灯台のようにハロアルの道標になるべき」だと。私はその言葉を帰りの車の中で何度も噛みしめていました。私にはまだまだそんな力はありませんが、私が目指している灯台の灯す光を決して曇らせないように祐介先生をはじめみんなの力をお借りして、21年目の新たなハロアルを作って行きたいと思います。

リスナーの皆さん、皆さんが1本、また1本とつなぎ合わせて下さった歯ブラシの輪は、沢山のフィリピンのスラムの人達の笑顔を作ります。どうぞこれからもハロアルをよろしくお願いいたします。

 

2026220日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人