2026.05.29 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

この話題でお手紙を書けば、一番ケアをするべき人を傷つけ、本来そっとしておくべき事と矛盾してしまうかもしれませんね。そのうえ、何が真実で、何が正解、不正解なのか、様々な憶測が無限に広がるSNS社会では、たとえ自分の意見が確立しても、それが本当に正しい根拠に基づいているのかさえ不安になります。

そのため、私がこれから書く内容は完全に私の個人的な意見ですのであしからず。

私は物心ついた時から巨人ファンです。今回の阿部元監督の一連の報道はとても驚きました。しかしそのことについて無責任なワイドショー的な発言はしたくはなく、むしろ、テレビを見ていて率直に思ったのはもはや私には理解できない新たな時代の価値観の縮図のように感じました。そしてAIというものがいかに便利で身近な存在にあり、その反面、いかに無責任で、人間本来が本来持たなければいけない活字では表現できない「情」であったり「機転」であったり「ゆとり」がないかを如実にしたと思います。暴力、暴行は決して肯定されるべきではありません。しかし、どうしても私には今回のことが本人も家族もこれほどの社会的制裁を受ける必要があるとは到底思えません。むしろあまりにも会社がコンプライアンスに過剰に反応する一部の世論に対して結果を先走りし、事の成り行きを見余ったと思っています。

子育て論には色々あるでしょう。「しつけ」のために手をあげることも止む無し、と

言う方、しかしそれこそが暴力と言う方。この問題は家庭の考え方、親の考え方に大きく影響しますね。私は今回の事件で自分自身の子育てを振り返りました。

私には二人の子供がいます。二人ともすでに大学生ですが、私は子供たちに手をあげたことはありません。勿論、(しか)る時にはしっかり叱りましたが、幼いころから、ある一線を越えた場合、今までに見た事のない父親の逆鱗に触れてしまうという明確な線引きを家族中が理解していたとのだと思います。しかし私の子育ての最終は「しつけ」のためには限度と怒りや感情に左右されない、愛と責任あるげんこつは容認派です。

私は子供は「褒めて」「支えて」「自信をつけさせて」育てるべきだと思っています。しかしそこには年齢と性別に応じた人として守るべき道徳心を備えさせなければいけません。今回の阿部元監督の会見の最後に涙ながらに年ごろの娘を思い「温かく見守って欲しい」と言った言葉が印象的でした。家族間のことは家族でしか答えを導けませんが、祐介先生、一言いいですか? 前回の阪神戦で3たてくらった時は家でビール飲みながら「監督変えろ!」と文句を言っていましたが、私は今回の責任の取り方、辞め方には断固として反対です。何が伝統だ!何が紳士であれだ!そんなことよりも守ってあげなければならない大切なものの判断もできないのか! と署名をされた13万人を代表して勝手に言わせて頂きましたが、あなたはどう思うでしょうか・・。

2026529日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人