2026.07.10 林会長のお便り

祐介先生、牟田さん、リスナーの皆様、こんばんは。

関口先生、祐介先生、木本先生、先週はフィリピンのボランティアご苦労様でした。いつも通りにことを運ぶのと違って、違ったことをするのは身も心もやる気を引き起こされたのではないでしょうか。何かある度に「初心に帰って」などと言いますが、実際に新しいことにチャレンジするときのような真剣さは無いように思います。どこか慣れと言うものが、私たちの気を緩めてしまうのです。毎年繰り返して行っていることも大切ですが、新しいことを取り入れていくこともまた大切になります。

現在は大学生であったり、実社会に出て、歯科医師や歯科衛生士、あるいは看護師さんになったり、IT企業に勤めているOBOGが診療所に顔を出してくれるようになりました。かつて佐久長聖高校に通っていた山口さんがANAのスチュワーデスさんに合格したという報告に来てくれました。佐久長聖高校から早稲田大学に進み、さらに早稲田の大学院を卒業してからの就職になりますから、他の人たちとはだいぶ違います。今までのすべての経験を生かして特徴ある人になってもらいたいと思います。大変な人間関係も多いと思います。そんな時にこそ、あの純真無垢で参加してくれたハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの経験を活かして乗り越えてほしいです。高校生も社会人も経済的に恵まれない人たちを救いたいという一心で、団結して頑張ったあの日々のことを思い出して、どんな状況も乗り越えて欲しいと思います。そして今度はスチュワーデスさんとして高校生の時に受けた感動と実社会での経験を現役の高校生たちに話してもらいたいです。私たちは現在行っているハローアルソン・フィリピン医療ボランティアを始めた時、この活動を通して若い人たちが社会人としてどのようにして自分の生き方を参考にしてもらえるかということで、国外で行う医療ボランティアに高校生にも参加してもらおうということになり、時間を使いました。慣れない場所での医療行為ですから、少なくとも歯科医師や歯科衛生士さんの知識や経験が生かされる活動に徹した方が患者さんにとって良いのではないかという意見が大勢を占ました。医者はこうしなければならないと言うような枠を設定すると、限界が直ぐ来てしまいます。組織が活性化し、多くの人が参加してくれるためには、規制はない方がいいのです。しかもこの活動を継承してもらうには、若い人の力が必要になります。私たち社会人が同じような考えを引き継いでくれる人たちを見つけるために、既に社会人になっている人に変わってもらうことよりも、これから可能性しかない高校生に参加してもらって、一緒に活動してもらう方がはるかに大きな効果を期待できるのではないかと思いました。若い人たちの意見は、時に私たちの意図した方向と違うかもしれませんが、純粋な思いは私たちには考えられないようなアイディアを提供してくれることもあります。その時素直に私たちが耳を傾けられるかどうかは、私達自身の度量にかかっています。あれもできない、これもできないなどと言っていたのでは良くなりません。それこそ一致団結することが大切だと思います。

 

2026710日 医学博士・歯科医師 林 春ニ